ソン・モルは平凡な高校生。そんな彼にはクラスに気になる女の子がいた。彼女の名前はソン・ヨンソ。ヨンソはどことなくミステリアスな雰囲気をもっており、彼女と同じクラスになってから、モルは甘い夢を見るようになっていた。ある日の帰り道、モルはヨンソが怪しい車に乗る場面に出くわす。

モルの血の香りに耐え切れず、彼の血を吸ってしまったヨンソ。焦った彼女はモルの記憶を消そうと薬を飲ませる。しかし、吸血鬼たちはモルの持つ「偉人の血」の存在に気づき始める。ヨンソはモルをなんとか守ろうとするが、ヨンソが苦手としているある男が現れる。

ヨンソの前に現れたのは、かつての婚約者ユン・チウだった。チウは人間の血を吸うことを好み、「偉人の血」を持つ人物がこの高校にいることを知って探しに来たのだった。一方、高校の売店では女子たちの注目を集めるイケメン、ト・ヒョンジェが働いていた。

売店で働いていたヒョンジェは実は狼男だった。狼男はローマ教皇庁の命により、吸血鬼を監視する役割を担っていたのだ。一方、ヨンソはモルにこれまでの経緯を説明し、記憶を消す薬を飲ませる。その後自宅に帰るとなんと部屋にチウが。チウはヨンソの家で同居することに。

ヨンソの家で生活を始めたチウは、高校にも通うことに。登校初日からチウは、何かとヨンソにちょっかいを出す。ヨンソが持っている水筒に目を付けたチウは、その存在をクラスメート達にバラそうとする。しかし、そこにモルが割って入る。

ヒョンジェは自分の正体をヨンソにも話す。そしてチウに近づかないようヨンソに忠告する。その時、ヨンソの元に父親から仕事の依頼が入る。それはエルビス・プレスリーの血で作ったワインを鑑定するというものだった。

エルビスのワインの鑑定で、ヨンソは見事に勝利する。その後、自宅に戻ったヨンソにチウは手料理をふるまうが、ヨンソは相手にしない。翌日、学校で献血があるため、ヨンソはモルの為に弁当を用意する。モルは喜ぶが、それはモルの血の香りを消す為の作戦だった。

チウは献血後のモルの血を確認するが、甘い香りは消えていた。不思議に思ったチウは、ヨンソが弁当を持って登校したのを思い出す。モルの血の香りを消すためにヨンソが加担したと考えたチウは、モルを家へ連れて帰る。

モルに婚約破棄の事を指摘されたチウは、思わずモルの血を吸ってしまう。モルの血の秘密を知ったチウに対し、ヨンソは口外しないよう頼み込む。秘密がバレて落ち込むヨンソを元気づけようとするモル。そんな時、遠くから悲鳴が聞こえ…。

連続殺人の犯人を捜し始めたヒョンジェとヨンソ。そこでヨンソは、犯人がドライワインの製造を目的にしているのではないかと思いつく。また、そこで思い当たる人物はヨンソの父だった。

献血の看護師が殺され、ヒョンジェはチウを疑う。しかし、チウはその時ヨンソと一緒にいてアリバイがあった。一方、モルはチウとヨンソが一緒にいるのを見てしまいある決心を固める。ヨンソを呼び出そうと外出するが、そこで怪しい男を目撃する。

マント姿の怪しい男は、スジョンを捕まえようと後ろから迫る。そこでモルは助けに入るが、今度はモルが捕まってしまう。連れ去られたモルを探すため、ヨンソたちはバイオレット・ブラッド・バーへ向かう。

ブラッド・バーでモルを見つけたヨンソは、制止する秘書を振り切り彼を連れて帰る。また連続殺人の犯人も捕まり、事件は解決したかに見えた。ヨンソは、モルが手作りしたハンカチを受け取り、謝罪の為にモルの病室を訪れる。そこでモルの気持ちを知り…。

モルとヨンソはお互いの気持ちを知り、晴れて恋人同士に。またヨンソの父は、今回の事で妻と娘を思いやる気持ちを思い出し、ワイン事業をチウへ譲る決心をする。一方、事件が解決したのでヒョンジェは旅立つことに。ところがヒョンジェが向かったのは…。

今回の一連の事件の裏にいたのは驚くべき人物だった。彼はドライワインの製造にかかわっていたのだった。事件が解決しヨンソは再び学生生活に戻る。119年生きてようやく本当の愛を知ることが出来たヨンソだった。そして、それはモルが予知夢で見た光景だった。