自然を愛するハルサーエイカーとサマリタンドブー、チリーのバトルから数十年―。
ノーグ(農具)の精霊「ノーグ・ヘラー」と「ノーグ・カマー」は「グランドマスター」となり、ハルサー一族も世代が変わりハルサーエイカー不在のまま、時が経っていた。
中学生のハルサー一族の末裔・田路由宇(とうじゆう)はある日、自分がハルサー・エイカーの素質を持っている事を知らさる。カンジャーエイカーに依頼し、新ノーグ・カマーの歌郎(うたろう)を誕生させるが、反抗的な態度の歌郎に田路家は手を焼いていた。
そのころ、神の啓示により長い眠りから覚めたサマリタン・ドブーとチリーは、「黄金野菜(くがにやさい)」を自ら食べパワーアップし、沖縄を滅ぼそうと考えていた。
- 【第一話】
ハルサーエイカーの血筋である田路家の長女として育った田路由宇(とうじゆう)は高校へ行かず、農家(ハルサー)になることを決意する。
カミンチュエイカーである大兼のぞみの霊視で、ハルサーエイカーだと判明した由宇のために、両親の田路実(みのる)と五月(さつき)はカンジャーエイカーに由宇の使いとなる農具の制作を依頼する。
こうして、カマーの精霊・歌郎が誕生したのだが…
体も心も未熟で、反抗的な歌郎の態度に手を焼く田路家。
時を同じくして、ゴミから生まれた化身、ドブーとチリーが長い眠りから目を覚まそうとしていた。 - 【第二話】
クガニ野菜という伝説の野菜を奪うため由宇と歌郎の前に姿を現したドブーとチリー。
窮地に立たされた歌郎は、自身の力を覚醒させカマーへと変身しなんとかその場を凌ぐが、なぜ変身したのかも分からず戸惑う歌郎。
そんな未熟な精霊、歌郎の元に救世主が現れる。
それは、グランドマスターのヘラーとカマーだった。
二人は歌郎を一人前の精霊に育てるため修行へと連れ立っていく。 - 【第三話】
歌郎が一人前の農具の精霊になるため、グランドマスターによる修行が始まるが、すぐに逃げ出してしまう歌郎。見兼ねたヘラーとカマーは歌郎に仲間が必要だと考え、カミンチュエイカーの大兼のぞみと共にこの世とは別次元の世界、パラレルワールドへと向かい、そこで出会った別世界のヘラーを、連れ帰ってくるのだった。
その頃、由宇の元にドブーとチリーの手が迫っていた。 - 【第四話】
ドブーとチリーの手によって、折れてしまったヘラーだったがカンジャーエイカーの手によって音次郎として生まれ変わる。
こうして、歌郎と音次郎の本格的な修行が始まろうとしていた。
しかし、相変わらず反抗的な態度を見せ、修行場から逃げ出す歌郎。そんな歌郎に、グランドマスターはある試練を与える。
果たして歌郎は、その試練を乗り越えられるのか。
一方、ドブーとチリーは新たな仲間「アミーゴー」を加え、人間を滅ぼすため、クガニ野菜を食べて強大な力を手に入れようと企んでいた。 - 【第五話】
力を合わせ、ドブー達からクガニゴーヤーを奪い取った歌郎と音次郎だったが、歌郎はすぐに調子に乗ってしまい、反抗的な態度がエスカレートしていく。そんな中、ドブー達はまたしても新たなクガニ野菜、クガニシークワァーサーを手に入れる。
歌郎と音次郎は、ドブーとチリーに再び戦いを挑むのだったが… - 【第六話】
ドブー、チリ―との戦いに敗れ、自信を無くした歌郎と音次郎は戦意を喪失し、互いへの信頼を一時は失うものの〈食〉を通して、再び絆を深めて合っていく。
その頃ドブ―達は、新たなクガニ野菜を探すため農家の畑を荒らしていた。
それを聞きつけた歌郎と音次郎は力を合わせ、クガニシークワァーサーを食べてパワーアップしたチリー達に立ち向かっていくのであった。 - 【第七話】
パワーアップしたチリーを相手に勝利を手にし、クガニオクラを手に入れた歌郎と音次郎はグランドマスターによる修行を終え、由宇の元へと帰ってくる。こうして、由宇・歌郎・音次郎の三人によるクガニ野菜探しが始まる。
そんな中、三人はウコン研究所の研究員である手登根と伊原の二人に出会う。
手登根たちが作り出したウコンにパワーを感じた由宇は、研究所を訪れる。
そこで由宇を待ち受けていたものは… - 【最終話】
ドブーとチリーの襲撃に合い、一度はクガニウコンを奪われるものの歌郎と音次郎によって奪い返すことに成功する。
こうして、3 つのクガニ野菜を手に入れた由宇は、真のハルサーエイカーになるため、ある決断をする。
一方ドブー達は、再びウコン研究所を襲い、双子のクガニウコンを奪っていく。互いに3 つのクガニ野菜を手に入れた今、真の力が試される時が来た。果たして最終決戦の行方は…
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